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イーサリアム(Ethereum)が高騰した理由は何か?イーサリアム高騰の歴史

イーサリアム高騰の歴史!
禅のロブロイ

こんにちは、禅のロブロイです。

暗号資産の暴騰、暴落と言うニュースは、良く聞くニュースなのではないかと思うのですが、今回は【イーサリアム(Ethereum)】が高騰した理由を、見て行きましょう。

過去の高騰理由を知る事で、今後高騰する可能性があるイベント等を、事前に予測する事が出来るかもしれませんし、もし予測が出来るのなら、利益を得る可能性も高くなるのではないかと考えます。

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イーサリアムはもちろんですが、その他のcoinの取扱も多いので、選択肢が広がります。

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イーサリアム高騰の歴史!

イーサリアムは、ビットコインに次いで知名度があり世界中で取引されています。

イーサリアムは高騰と暴落を繰り返している

ビットコインに次いで知名度が上がったのはイーサリアムが高騰した事も関わっているのは当然で、暗号資産全体の相場が上下する事が多いです。

この記事では、イーサリアムが高騰した理由について歴史から考察します。

イーサリアムが高騰したのは今間までに8回あります。

  • ホームステッドアップデートで高騰(2016年3月)
  • The DAOとICOで高騰(2016年4〜6月)
  • EEA(イーサリアム企業連合)設立後に高騰(2017年2月)
  • ビサンチウムにより高騰(2017年10月〜2018年1月)
  • コンスタンティノープルで高騰(2019年2月〜6月)
  • イスタンブール、ミュア・グレイシャー後に価格高騰(2020年1月)
  • DeFi(分散型金融)市場の成長により高騰(2020年7月〜11月)
  • イーサリアム2.0(フェーズ0)運用開始により高騰(2020年12月〜)

イーサリアムが高騰した理由としては、3つの大きな要因があると言えるでしょう。

  • イーサリアムのアップデート
  • EEA(イーサリアム企業連合)設立
  • DeFi(分散型金融)の成長

この3つが大きな変動の要因言えるのです。

イーサリアムの需要が増加すると予測された時や、信頼性がイーサリアムにある思われた時に高騰していると考えられます。

それではそれぞれの高騰理由についても簡単に解説していくので、どういった傾向があるのかを少しでも掴んでみましょう。

ホームステッドへのアップデート(2016年3月)

ホームステッドへのアップデートは、2016年の3月に実施されました。

アップデートでは、フロンティアで発見された問題の改善やイーサリアムの取引手数料(Gas)引き上げ、プラットフォーム機能を実装された際、フロンティアと比べて大きくアップデートされ、世界中の企業がイーサリアム上でアプリケーションの開発を行うと言う事態に発展しました。

このアップデートにより、価格が高騰する事になった訳です。

これが、ホームステッドへのアップデートでの高騰の理由でしょう。

The DAO(Decentralized Autonomous Oraganization)とICO(Initial Coin Offering)

The DAO(Decentralized Autonomous Oraganization)は自律分散型組織を意味します。

自律分散型組織には、上司や組織のトップがいないため個人がそれぞれ決定権をもっているのが特徴です。そのため、組織に関わる人が経営に携わる必要があります。

The DAOはICOで独自のトークンであるDAOを発行しました。

DAOを保有している人が資金の投資先を提案や決定する権利があり、他にもThe DAOが得た利益の一部をDAOの保有率に応じて報酬として受け取ることが出来ます。

*ICOとは

Initial Coin offeringの略称の事です。仮想通貨を新規発行し、資金調達をする方法の事です。

その結果、2016年5月にICOによって約1207万ETHの資金調達をすることが出来ました。

その結果イーサリアムが2016年の4月〜6月に高騰したという訳です。

しかし、この後2016年の6月17日にThe DAO事件が起こり暴落します。

The DAO事件とは

The DAOのプログラムの脆弱性をハッカーがつき集めた資金の3分の1以上のETHが盗まれた事件です。
この事件に対して、さまざまな議論を行われました。しかし、最終的にはハードフォーク(ブロックチェーンを分岐してハッキングをなかった事にできる)を行いました。
その結果、イーサリアムはイーサリアムクラッシク(ETC)とイーサリアム(ETH)に分裂しました。

EEA(イーサリアム企業連合)設立後に高騰(2017年2月)

イーサリアム企業連合(Enterprise Ethereum Alliance)は、イーサリアムを企業で利用する際にサポートや協力し開発を促進する事を目的として2017年2月に設立されました。

現在では、トヨタや三菱東京UFJ銀行、Microsoftといった500社以上の企業が加盟しています。

イーサリアムは、EEA(イーサリアム企業連合)設立後に高騰しました。

ビサンチウムにより高騰(2017年10月〜2018年1月)

ビサンチウムとは、ホームステッドからメトロポリスへバージョンアップするために10月に行われたアップデートの事です。

メトロポリスへのアップデートは、ビザンチウムとコンスタンティノープルの2つのステップで行われます。

ビサンチウムが実装された事により、スマートコントラクト機能が一般の利用者も使用できるようになりました。また、契約内容が第三者から閲覧できないようになる等プライバシー保護やセキュリティー強化が行われ、マイニング難易度調整メカニズムが延期しました。

マイニングとは

新しいブロック(取引をまとめたもの)生成し、その報酬として仮想通貨を手に入れる事です。

ビサンチウムが行われた事によりイーサリアムは高騰しました。

コンスタンティノープルで高騰(2019年2月〜6月)

コンスタンティノープルとは、メトロポリスへバージョンアップするためにビザンチウムの後に行われたアップデートの事です。

アップデートでは、セキュリティの脆弱性が発見され延期されていましたが2019年3月1日にコンスタンティノープルのアップデートが完了しました。

コンスタンティノープルが実装されたことにより、Gasコストの削減やプロセス向上などが行われイーサリアムの価格の高騰がありました。

イスタンブール、ミュア・グレイシャー後に価格高騰(2020年1月)

イスタンブール、ミュア・グレイシャーとは、それぞれ2019年12月、2020年1月に実施されたアップデートのことをいいます。

イスタンブール、ミュア・グレイシャーのアップデートは、プライバシー関連のソフトウェアを開発向けに仕様変更、セカンドレイヤー(メインのブロックチェーン以外で取引を実行する技術)のパフォーマンス向上、マイニング難易度調整メカニズムの延期等が行われました。

イスタンブール、ミュア・グレイシャーのアップデートが実行されたあとイーサリアムが高騰しました。

DeFi(分散型金融)市場の成長により高騰(2020年7月〜11月)

DeFi(Decentralized Finance)とは、スマートコントラクトを利用し金融サービスの取引を行う分散型金融の事をいいます。

DeFiのメリットは、仲介業者が必要ないため手数料が安くなる事や、国籍や居住地に関わらず世界中で利用できる事です。

DEXやレンディングプラットフォーム、ステーブルコイン、デジタルウォレットといったサービスがあります。

DeFiの成長によりイーサリアムは高騰しました。

イーサリアム2.0(フェーズ0)運用開始により高騰(2020年12月〜)

イーサリアムは、2020年12月1日にイーサリアム2.0(フェーズ0)のアップデートが開始しました。

このアップデートは、コンセンサスアルゴリズムの変更を行います。

コンセンサスアルゴリズムとは

ブロックチェーンに新しいブロックを追加する際に合意形成上のルールのことです。(PoW,PoSといったアルゴリズム)

最終アップデートのセレニティが完了すると、現在のPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)へ移行します。

PoWとは、仮想通貨の取引や送金データ等をブロックチェーンに繋げる仕組みの事をいいます。

必要な難しい計算を解いた人がデータを承認してブロックチェーンにつながれるのはこのテクノロジーの特徴と言っていいでしょう。

計算を解いた人がブロックチェーンへつなぐ権利を手に入れて、報酬として仮想通貨を手に入れる事です。

PoSとは、コインの保有量によりブロックの承認権を決める事です。

PoSへ移行することで、承認作業の中央集権化やセキュリティを維持するための取引手数料、電気代等といった問題が解決するといわれています。

イーサリアム2.0のアップグレード(アルタイル)が10月27日にメインネットで実装される事がわかりました。

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イーサリアム高騰の理由とは(イーサリアムの歴史から考察)

ここまで、イーサリアムが高騰した実例を見てきて、高騰する際の傾向と言うのが見えてくるでしょう。

イーサリアムはアップデートが狙い目

  • イーサリアムのアップデート(フロンティア、ホームステッド、メトロポリス、セレニティー)
  • EEA(イーサリアム企業連合)設立
  • DeFi(分散型金融)の成長

この3つの要因の際は、内容次第とも言えるのですが、現実として高騰が起こっているので、情報はしっかりと仕入れておく事が重要でしょう。

あくまでも、前提条件としてイーサリアムの需要が増加すると予測された時や、信頼性がイーサリアムにある思われた時に高騰していると考えられます。

また、イーサリアムに限らず、他のcoinでも同じ事が言えるので、アップデートの際は注意しておくといいのではないでしょうか。

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イーサリアム(ETH)とは

高騰した理由などを考える際に、イーサリアムとはどういったものなのかを知っておく必要があるので、簡単に解説させていただきます。

イーサリアムとは、Vitalik Buterinによって開発されたプラットフォームの事です。

そして、このプラットフォーム上で使用される暗号資産の事をイーサといいます。ただ、日本ではプラットフォームも、暗号資産もイーサリアムと表現されています。2015年7月30日から一般公開されました。

イーサリアムは、フロンティア、ホームステッド、メトロポリス、セレニティーの4つの開発段階が明確に示されており一般公開された後も、アップデートを繰り返しています。

2020年12月からセレニティー(イーサリアム2.0)のアップデートが始まりました。セレニティーは、フェーズ0、フェーズ1、フェーズ1.5、フェーズ2の4段階に分けてアップデートが行われる予定です。2021年9月29日には、10月27日からイーサリアム2.0のアルタイルがメインネットに実装される事がわかりました。

尚イーサリアムについての解説は別記事で詳しく解説しているので、興味のある方はそちらもご一緒にご覧ください。

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あくまでも今回はイーサリアムについて簡単に解説をしていますが、大まかにイーサリアムとはこういったものであると言うのは頭の片隅にでも入れておいてください。

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イーサリアムの特徴は?

イーサリアムの主な特徴は、スマートコントラクトと分散型アプリケーション(dApps)です。

スマートコントラクトとは

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する事です。
*ブロックチェーンとは、取引履歴を暗号技術により過去から鎖のように繋げることで正確な取引履歴を維持しようとする事

よく、スマートコントラクトが自動販売機に例えられる事が多いです。

自動販売機では、商品を買いに来た人がお金を入れてボタンを押した際に売買契約が成立します。

この、自動販売機の売買契約がスマートコントラクトと似ていると言われる訳です。

つまり、事前に設定されたルールに従ってブロックチェーン上で自動的に取引される事をスマートコントラクトといいます。

スマートコントラクトは、第三者の仲介が必要がなくルールに従って自動的に取引されるためコスト削減や信頼性といったメリットがあるのです。

その反面、デメリットとしては自動化された取引内容にエラーやバグがあったとしても修正することが難しいといったことが挙げられます。

分散型アプリケーション(dApps)とは

分散型アプリケーション(dApps:Decentralized Applications)とは、中央管理者が存在しないブロックチェーンを利用した分散管理のアプリケーションの事をいいます。
中央管理者が存在するアプリケーションというのは、例えばGoogle・Facebookなど普段から私たちが使っているアプリケーションのこと。
GoogleやFacebook等には中央管理者がいるため、開発者が管理しています。そのため、メンテナンスやシステムの異常があった際にはアプリケーションを使用できない時間があると言うのもある意味特徴と言えるでしょう。
それに対して、中央管理者が存在しない分散管理のアプリケーションは一部の障害や停止があってもシステム全体の稼働を続けることが出来ます。
ブロックチェーンを利用しているため情報改ざんのリスクを軽減出来るようになっているのが特徴。また、コードを誰でも検査可能で捜査ログなどが保存されるため透明性が高くデータを互いに監視することが出来ます。
dAppsは、ゲームアプリとしてリリースされているものが多いと言うのも覚えておくとわかりやすいかもしれません。

イーサリアムの今後について

今後、イーサリアムが高騰する可能性があるイベントについて調べてみました。

イーサリアムの今後について

あくまでも【高騰する可能性がある】と言う事なので確実ではありません。

と言うのも、実装されてからしかわからない点もありますし、投資家たちの希望的な観測で、期待値が高いと言う事もあるので、実装されてからしか分からない事も多々あります。

事前に期待値で大きく値が上がった後に暴落なんてこともあり得るので、注意はしておかなくてはなりません。

  • 10月27日にイーサリアム2.0のアップグレード(アルタイル)がメインネットで実装される
  • EEA(イーサリアム企業連合)にトヨタや三菱東京UFJ銀行、Microsoftといった有名企業を含めた500社以上の企業が加盟していること
  • 継続して、DeFi(分散型金融)市場の成長

まだまだ、この先も期待できるイベントは有るかと思いますが、現段階で見えているのは上記の3つが大きいでしょう。

暗号資産投資は情報の速さと正確さが、利益に関わってくるので、常に最新の情報を追ってみてください。

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まとめ

今回の記事では、イーサリアムとは何かスマートコントラクト、分散型アプリケーションといった特徴を含めて説明しました。

そして、イーサリアムが高騰した理由についてはイーサリアムの歴史から考察し、イーサリアムのアップデート、EEA(イーサリアム企業連合)設立、DeFi(分散型金融)の成長の3つが関わっている事が分かりました。

  • イーサリアムは高騰暴落を繰り返している
  • 「アップデート」前後がめちゃくちゃ重要
  • 情報を事前にしっかりと整理するとタイミングがつかめるかも?

アップデート関連は価値の上昇の可能性が高いと言うのが、今までのアップデートでは証明されています。

しっかりと情報を集めると、価値の上昇下落に対して敏感になれるでしょう。それはイーサリアムでも同じです。

まずは取引所を確認してみて取扱いがあるかどうかをしっかりと確認してみてください。

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この記事を書いた人
禅のロブロイ
禅のロブロイ
暗号資産リスク調査隊長
仮想通貨だと思っていたらいつの間にかオフィシャルな呼び名が暗号資産になっていた事に驚きを隠せない。 NEM流出事件から暗号資産からは遠ざかっていましたが無事復活を遂げました。 だからこそ、「リスク」には超敏感。仮想通貨(暗号資産)のリスクを徹底的に調べていきます。 やっぱり安心感のある取引をしたいですからね。ちなみにお分かりの方も多いかもしれませんが、競馬も大好きです。
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